2009年05月10日

原点を遠く離れて: King Crimson

 
2003年4月16日
僕は、プログ仲間のnakaPageさんと一緒に、新宿の厚生年金会館にいました。。。


はじめて聞いたクリムゾンは、ご多分に漏れず「宮殿」からでした。
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実は、最初は、ぴんと来ませんでした。

その後、どこかの輸入盤屋さんのバーゲンで、変な雲みたいなデザインのアルバムを見つけました。
「アイランズ」
ちっと、傷があって、プチプチノイズが入ったりするのですが、このアルバム、特に「船乗りの話」のジャジーな演奏聞いてはまりました。

クラシックの管楽器や弦楽器が入っているちょっと変なアルバムですが、アルバムラストを飾る「アイランズ」の美しさといったら・・・
ピート・シンフィールドの美意識と、クリムゾンが、ギリギリのところで作り出した「美」としか言いようがありません。

「アイランズ」を聞いてからというもの、このバンドにのめり込んで、アルバムを買いあさりました。



確かに80年代クリムゾン以降、ちょっとこれは・・・というアルバムもありましたが、95年のライブを見てから、改めてこのバンドのもの凄さを再認識しました。


そして、2003年4月16日。
この日のクリムゾンのライブは、完璧な出来だったと思います。
目の前で繰り出される音とリズム。
あまりの幸せに、「太陽と旋律パートIV」では、思わずウトウト。
いや、本当に気持ち良くて、幸せだっんです。

古いブログでも書きましたが、
この日ステージを降りるフリップ翁。
客席に向かって軽く会釈してから、ステージを去りました。
それだけ、フリップにも手応えが十分の演奏だったのでしょう。

このときのライブはDVD「Eyes Wide Open」とCD「EleKtriK 」に収められています。


ところで、何となくいつもしかめっ面のイメージのあるフリップ翁ですが、アンコールの時の表情見ていると、ギター小僧の面影を見ることが出来ました。
俺のギター、かっこよかったろう。
そう行っているように見えました。

いつまでも、ロック小僧の心をもったフリップ翁。
少しずつ活動をはじめている、新しいクリムゾン。
どういう形で登場するか、楽しみです。











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2009年02月22日

今日の3枚。

 
image/oimizu-2009-02-22T00:40:40-1.jpg

久しぶりに、ゆっくりと吉祥寺に行ったので、中古CDを漁っ
てみました。

3枚買うと10%引き、といううたい文句に惹かれて、中古3
枚購入。
3枚で1880円でした。

目当ては、The Doorsの「Strange Days」だったのですが、
The Robert Fripp String Quintetなるバンドのライブ録音のプライ
ベート盤が、600円ぐらいで売られているのを見て、思わず
買ってしまいました。

パーソナルは
Robert Fripp: guiter
Tray Gunn: Stick
Bert Lams: guiter
Paul Richards: guiter
Hedeyo Moriya: guiter

Bert、Paul、Hedeyo(正しくはHideyoのはずです
が、CDにはHedeyoでクレジットされています。さすが
プライベート盤)といえば、カリフォルニア・ギター・トリオ
ですね。

皆さん、フリップ翁のギター学校の生徒さん。
ということで、ギター教室の発表会・・・違うか。

早速家で聞いてみたら、オープニングはクリムゾンと同じく、フ
リップのサウンドスケープがいつの間にかひょろひょろ響きはじめ
たかと思うと、そのままあのオーロラのようなサウンドスケープに
飲み込まれていきます。

内容としては、フリップのサウンドスケープも聞けるし、ギター・
トリオの演奏も聞けるし、アコースティックからエレクトリックま
でとバラエティーに富んで、なかなか楽しめます。

収録曲を見てみると、yamanashi bluesとかkan-non power
とか、日本に由来の曲に混じってベンチャーズのWalk don't Runと
Pipeline。
ベンチャーズを発表会の課題曲に取り入れるところが、なんとなく
フリップらしくて、好感が持てます。

収録は、1992年11月11日。
Recorded live at tfm hallとクレジットされています。

ん? TFMって?
と思って、クリムゾンのサイトで、The Robert Fripp String
Quintetのツアースケジュールを確認したら、この日は東京公演が
あったようです。

このアルバム、掘り出し物です。

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posted by oimizu at 00:40 | Comment(1) | TrackBack(0) | King Crimson | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月10日

Heartbeat

 
80年代。
パンク/ニューウェーブムーブメントによって、恐竜化したプログレは終わったかのように思われていました。

1981年に「鍛錬こそロックである」と再登場したのがクリムゾン再出発のアルバム「Discipline」。
当時、確かにいろいろ言いました。
でも、これもクリムゾン。
時代が下って95年の「THRAK」以降のクリムゾンの活動を見ていると「Discipline」から始まったギターバンドとしてのクリムゾンの道が、ものすごく正しかったことがわかります。
フリップって、歳はとっても心の中じゃかっこいいギター弾きたいって言ってる、ギター小僧なんですね。

さて、嘗てのクリムゾンファンからは、けちょんけちょんに言われていた80年代クリムゾン。
この曲が収められている「Beat」なんて、クリムゾンファンからは見向きもされなかったんじゃないでしょうか。
自慢じゃないですが、この時期の3枚、僕は持っていません。

でも、水色の地に、ピンク色のちっちゃな音符が描かれたこのジャケットデザインは、とても好きです。
そのアルバムの中に、こんなに愛らしくも、官能的な曲を見つけたときはびっくりしました。
「ハートビート」
クリムゾン(唯一の?)ラブソング。超ラブソング。
こんな時代だから、ハートビートを感じたいんだよ。


[Heartbeat]
貴女のハートビートを感じたい。
まるで僕の鼓動と間違うほど
間近に感じたい。
貴女のハートビートを感じたい。
まるで僕の鼓動と間違うほど
強く抱きしめて。

貴女の髪の感覚が
まだこの手に残っている
消え去らずに

貴女を愛したそのリズムが
忘れられずに響いている
あのリズムが

時々強く思うんだ
貴女の心に
僕の居場所があれば、って

貴女のハートビートを感じたい。
僕すぐとなりに。
posted by oimizu at 23:22 | Comment(6) | TrackBack(0) | King Crimson | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月09日

Still / Pete Sinfield

 
[Still]
 川の流れであることとは、
  どのようなことであろうか
 闇のなかから沸き出でて
  苔むした水車を回し
   海への道をたどり始める。
 その流れに身をゆだねるときには、
  物事を識別する必要もないということか。
   私にはまだ解らない。

 木としてあるということは、
  どのようなことであろうか
 季節を司る妖精達に傅かれ
  大気の流れに枝を揺らし
   冷たい風を身にまとう。
 その年輪を読み解くときには、
  理性を封印する必要もないということか。
   私にはまだ解らない。

 人として今ここにあるという戸惑いは、
  どのようなことであろうか
 無邪気な子犬のように
  この美しい天球を駆ける私を
   言葉はその中心で繋ぎ止める
 仕立屋と鋳掛屋、王子達とインカの人々
 水夫達と潜水夫、私の前にあるもの達、
 そして、私。

 鳥としてあるということは
  どのようなことであろうか
 暁の空に甘い声で歌い
  世界が目覚めるとともに
   次の夜明け目指して飛び立つ。
 夢から醒めるその時に
  無垢な結末を探しているのだろうか
   私にはまだ解らない。
  
 かつて私は、
  鳥としてあり、
   川としてあり、
    木としてあったのだろうか
 高き峰を目指すものは
  光届かぬ深き谷を過ぎねばならない
   絶え間なく変り続ける時の流れのような・・・
 シーザーとファラオ、預言者と英雄
 詩人と浮浪者、
  過ぎ去りし者たち
   未だ見ぬ者たち
 画家と踊り子、山中の冒険者
 商人と博徒、銀行家とごろつき
 勝者と敗者、天使と酔いどれ
 ビートルズとボラン、雨粒と海原
 キング、ポーンそして助祭
 憶病者と灯台
 そして再びシーザーとファラオ、  そして・・・
   
posted by oimizu at 23:47 | Comment(4) | TrackBack(1) | King Crimson | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Moonchild / King Crimson

 
超名盤「クリムゾンキングの宮殿」。
その中でも、一番不思議なイメージの曲が「ムーンチャイルド」。
A面は「おいみず亭」で、与太郎版として訳したことがありました。

いよいよB面に着手。

[Moonchild]
その娘はムーンチャイルド
川の浅瀬で踊っているよ
愛しいムーンチャイルド
柳の木陰で、まどろんでるよ

蜘蛛の巣の
奇妙に絡まる木々と語らい
湧き立つ泉の端で夢見て
夜の鳥の歌にあわせて
銀の梢を揺らしながら
山から昇る朝日を待っている

その娘はムーンチャイルド
庭のお花を摘んでいるよ
愛しいムーンチャイルド
時のこだまに、ただよってるよ

ミルク色の
ガウンをまとい
風に乗って船を出して
日時計に丸い石を積み上げて
夜明けの精とかくれんぼ
サンチャイルドからの微笑みを待っている
posted by oimizu at 02:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | King Crimson | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする